吉田 純子
(よしだ・じゅんこ)
東京都出身。法政大学法学部を卒業後、渡米。カリフォルニア州立大学チコ校コミュニケーション学部を卒業後、羅府新報社に入社。編集委員としてロサンゼルス、カリフォルニアの政治関連ニュースのほか、南カリフォルニアにおける日系社会の文化、アート、エンターテインメントや日米関係に関する取材活動および記事を執筆している。
(2018年4月 更新)
この執筆者によるストーリー
第1回 日米をめぐる家族の物語:鉄を探して
2018年4月9日 • 吉田 純子
30年探し続けたいとこと対面・戦後米国に養子に出されトーレンスに 「もし私と鉄の運命が逆転していたら―。これからもずっとお父さんとお母さんのことを知らずに生きていくのだなと思った。そう考えたらとても人ごととは思えなかった」。千葉県柏市に住む島村直子さんは、伯父で画家の故・島村洋二郎の息子で、3歳の時に養子として米国にわたったトーレンス在住のいとこ・鉄さん(テリー・ウェーバーさん、以下テリーさん)を30年にわたり探し続けてきた。そして昨年、2人はついに対面を果たし、この出会…