インタビュー
太鼓コンテストを通して育まれるグループとしてのアイデンティティ
30年たって、見渡したら、なんかいっぱい増えたんだけど、これは日本の太鼓だよ、日系人の太鼓だよという、そういうねアイデンティティみたいのを持たないような太鼓が、たくさん増えちゃったと僕は思うんですね。これ何とかしないと、これから先、これが主流になっててね。で、あの日本の太鼓とは言えない、日系の太鼓とも、まぁ、いやその日系の太鼓は何だと言われると、ちょっと答えに難しいとこがあるんだけど、ただ太鼓じゃない太鼓が主流になって、もうわけのわかんないものになっちゃうんじゃないかなっていう、そういう心配があって。それで、まあ何かやんなきゃいけないということで、もう少し日系のね、このアメリカでやってる人たち、あの、全部が全部じゃないんですけど、やる気を持ってもらいたいなと。そうすればもうちょっと真剣に、あの、取り組んで欲しいな。遊びでやってるなら、遊びっていうかね、あの楽しみでやってるのはそれはそれでいいんだけど、もうちょっと同じ時間を使って練習してねやるんだから、もうちょっと勉強すればね、もうちょっと良くなると。で、その、ただそのそういう気持ちに皆さんが気づいてないんじゃないか、というところを考えて、それだったら、例えばそれじゃあそういう人たちをやる気にしてもらう、するにはどうしたらいいのあかなぁっていろいろ考えて、じゃああのコンテストをやればね、主催すればひょっとしたら参加してくれる人たちはね、多分皆さん、あの今まで以上に真剣に練習をつんでくるだろうし、いろんなアイデアを考えてくるだろうし、そうすればそれだけね、そのグループはレベルがアップすると(思うんです)。
日付: 2005年4月1日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: アン・カネコ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
Explore More Videos
緊那羅太鼓とサンフランシスコ太鼓道場の違い(英語)
和太鼓奏者・アーティスト。太鼓センター・オブ・ザ・パシフィック(Taiko Center of the Pacific)の芸術監督。(1952年生)
伝統からの脱却(英語)
和太鼓奏者・アーティスト。太鼓センター・オブ・ザ・パシフィック(Taiko Center of the Pacific)の芸術監督。(1952年生)
非太鼓グループとの共演(英語)
和太鼓奏者・アーティスト。太鼓センター・オブ・ザ・パシフィック(Taiko Center of the Pacific)の芸術監督。(1952年生)
ディスカバー・ニッケイからのお知らせ
ディスカバー・ニッケイウェブサイトがリニューアルされます。近日公開予定の新しい機能などリニューアルに関する最新情報をご覧ください。
@discovernikkeiへのフォローお願いします。新しいサイトのコンテンツやイベント情報、その他お知らせなどなど配信します!