ディスカバー・ニッケイ

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記憶を解き放つ
「おばあちゃん、この箱には何が入ってるの?」エミはソファーに隣に座りながらおばあちゃんに箱を手渡しながら尋ねた。 「よく分かりません」とエミのばあちゃんは木箱を彼女の手の中で回しながら答えた。そのデ…

マデリン・サッチ • 2023年5月31日



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Color
オレンジ色の絨毯が太陽の光でキラキラ光る町に、ぼくは引っ越してきた。 「カリフォルニアポピーっていう花だよ。黄金みたいできれいだな」と、車を運転しながらお父さんが言った。 「ふうん」 車窓から…

平山 美帆 • 2023年5月24日


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千羽鶴
隣の店から運ばれてくる、つきたての餅の香りを運ぶそよ風に迎えられながら、私は鮮やかな竹の茎と垂れ下がる藤のつるが並ぶ馴染みの小道を祖母の鶴見明美の元へと歩いていった。彼女のしわが寄った、しかししっか…

ジョセリン・ドーン • 2023年5月21日


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アトムウェイトからの抜粋 — プロローグ
私は目の前の甘すぎるカクテルをもう一口飲んだ。何を飲みたいかと聞かれた中年のバーテンダーに「驚かせて」と言った。私はホルボーン駅近くの、学生たちに人気のパブに一人で座っていた。何度も前を通ったことは…

エミ・ササガワ • 2023年5月11日



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第四十四話(前編)「ただいま帰りました」
パウロは中学生のときから心に決めていた。「高校卒業後は、神学校へ入学し、宣教師になる」と。 両親はクリスチャンではなかったが、父方のおばあさんの影響で、パウロはクリスチャンの教育を受けた。 日曜…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2023年4月20日


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第四十三話 朋美もナルトも夢を追う
日本人の父親と日系ブラジル人の母親を持つ朋美は19歳。 デカセギとして日本へ行った朋美の母親は、はじめは名古屋のパン屋さんで働いていた。そのとき近所の自転車修理店のオーナーに誘われパン屋さんを辞め…

ラウラ・ホンダ=ハセガワ • 2023年1月30日



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でっちあげの会話についての考察
第二次世界大戦後に出版されたフィクション作品の中で、戦時中の日系アメリカ人強制移住に言及した最初の作品の一つが、ジョン・フランクリン・カーターの小説『カトクティンの対話』である。1947年にジェイ・…

グレッグ・ロビンソン • 2023年1月16日


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