インタビュー
日系コミュニティの一員に
ただ寿司は握るだけで、頭になくアメリカに渡米したのですけど、それまでは、なんていいましょうか、日系のことというか、あまり考えたことはなかったんです。ただ自分は出稼ぎに来て、ただ自分の将来は貯めたお金で日本に帰って自分のお店をやればという気持ちで来たんですけど、2回目の契約3年来て、終わって、自分のお店を出したときに、商売始めたらコミュニティというものが非常に盛んだったことに気が付き、こういうものがあったというのは、今までは目には留まらなかったんですけど、それがだんだんだんだん脳裏に入りまして、あ、こういったことがあった、日系の収容所もあった、こういったのがあったとは日本では教わったことがないと思っていました。また聞いてもいなかった。そういった大変なことをされたんだなぁ。毎年4月にはマンザナーの方にバスが出たりする。ああ、見に行きたい。常にそういう気持ちもありましたけど、間近なここからスタートして、そういうコミュニティに入っていけたらということから始まったのが私のきっかけですね。そして、こういった日系人のためなんだよ、我々そういう一世が入っていけるコミュニティもあることに気が付きまして、こうして日系の方ががんばっていらっしゃるのに入れたということがまたすごく励みになっています。
日付: 2016年4月16日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 渡辺 美津重
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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