インタビュー
アメリカのイメージ(英語)
(英語)日本人にとって、アメリカ人といえば白人もしくはアジア人ではないアメリカ人なんです。だからアジア系アメリカ人、特に日系アメリカ人に会った場合、彼らが何人なのか、自分たちの持つ人種枠のどこにあてはめればいいのかとまどってしまうようです。なので、おそらく私と出会ったことで、多くの日本人たちはそういう考えを変えたと思います。でも、そういうことを通して私自身が日本人でもありアメリカ人でもあることに気付いたんです。私は日本人かアメリカ人のどちらかではなくて両方なんです。多くの日本人は「それではあなたの母親がアメリカ人ってことなんですか?」って聞くんですよ。「いいえ、私の父もアメリカ人なんですよ。」と答えると、彼らはびっくりするんです。「でも、あなたは日本人の名前を持ってますよね?」「ええ、父も母も人種的には日本人だけど、国籍はアメリカなんです。両親は生まれも育ちもアメリカですから。」と、こういうふうにして会話が広がっていくんです。 あと、いろいろな意味で日本人とは対照的で、自分が西洋人だと感じることもあるんです。とはいえ、ハワイで生まれ育った人にとって、日本人でもありアメリカ人でもあることはあまり珍しいことではないと思います。日本語を勉強し、日本のある習慣を身につけることは、普通のことなんです。しかし、ここに住む日本人にとってみれば、珍しいことなんです。「どうやって両方の文化も実践するのか?」というような感じですね。両方の文化が共存しないことが、(日本では)一般的なんです。ある時、生徒もしくは先生でさえ「あなたがハーフなのはあなたの両親のどちら側からきているのですか?」と聞いてきたので、私はこう言ったんです。「いいえ、私はハーフではありませんよ。私はアメリカ国籍なので、100%アメリカ人です。でも、私は100パーセント日本人でもあります。というのも、私の祖父母はみんな、もとは日本出身ですから。だから、私はハーフではなく、むしろアメリカ人でありながら日本人でもある200パーセントの人だと思います。」日本人にとって、その答えは全く別の概念だと思います。