インタビュー
両家族への適応(英語)
(英語)私は、「カメレオンマン」でした。この呼び方はウッディ・アレンの映画から来ているのですが、この映画の主人公は、一緒に居る人とカメレオンのように同じ人物になるのです。私の場合は、例えばハワイの祖父母の家に行くと、完璧な日本人の女の子になりました。祖母は、ほとんど日本語しか話しませんでしたから、私は、日本人のように振る舞いました。おばあちゃんに愛されたかったのですね。そして、ビバリーヒルズに住むユダヤ人の父方の親戚のところに行く時は、私はすぐに完璧なユダヤ人になりました。親戚の家に足を踏み入れる瞬間、私の髪の毛は一気に縮れて、つまりユダヤ人特有のアフロのような髪になる感じですね。そして、「やあ、元気にやってるかな?」(笑)と話し方まで変わるんです。私は、居場所に応じて自分を変えていました。そうせずにはいられなかったのですね。みんなが愛してくれているから、私はみんなを喜ばせたかったですし、親戚の人たちは、私が彼らと同じであることを期待しました。そして、同じだと喜んでくれました。
日付: 2013年4月4日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: パトリシア・ワキダ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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