ディスカバー・ニッケイ

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イリノイ州の知られざる日本人英雄たち


2022年6月5日 - 2022年10月30日

第二次世界大戦前、シカゴに住む日本人は戦後に比べてはるかに少なかった。そのため、戦後のシカゴに住む日本人に注目が集まっている。彼らの多くは、米国西部の強制収容所での屈辱に耐えた後、再定住先としてシカゴを選んだ。しかし、シカゴという賑やかな大都市では少数派だったとはいえ、戦前の日本人は、実にユニークで個性的、そして自立した人々であり、シカゴの国際色豊かな雰囲気に完璧にマッチし、シカゴでの生活を楽しんでいた。このシリーズでは、戦前のシカゴに住む普通の日本人の生活に焦点を当てる。



このシリーズのストーリー

第1章(第1部):日本の庭園デザイナー、家事労働者、そして彼らの「親日派」雇用主 - はじめに

2022年6月5日 • デイ 多佳子

1880 年のイリノイ州国勢調査に記録された最初の日本人家政婦は、イリノイ州ガリーナで第 18代アメリカ合衆国大統領ユリシーズ・グラントに仕えた 21 歳の独身男性、J. ヤナダでした。1 グラントは、 1879年に日本を訪れた際に日本政府からグラントに仕えるよう任命されたヤナダに非常に満足しており、 2 ある友人に次のように報告しています。「私は、すべての面倒を見てくれる私の小さな日本人と一緒に旅行することに慣れてしまっているので、前回の訪問では彼がいなかったので、駅に荷…

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このシリーズの執筆者

1986年渡米、カリフォルニア州バークレーからサウスダコタ州、そしてイリノイ州と”放浪”を重ね、そのあいだに多種多様な新聞雑誌に記事・エッセイ、著作を発表。50年近く書き続けてきた集大成として、現在、戦前シカゴの日本人コミュニティの掘り起こしに夢中。

(2022年9月 更新)