インタビュー
子供たちと過ごす時間 (英語)
(英語) 私が知事になった時、秘書に、「私がどんなに忙しくても、また手がふさがっている時でも、子供たちがオフィスに訪ねて来た時はかならず知らせるように。できるだけ早く時間を作るので、君は子供たちに待つように伝えなさい。なるべく早く手を止めて、子供たちとの時間を作るつもりだから」と伝えました。
私とジーンが子供たちを授かり、彼らがまだ小さかった頃から、私たち一家は家族会議を開いていました。子供たちの誰かが家族会議を求めれば、兄妹全員が集められました。時々誰かが他の兄妹に意地悪やいたずらをしたという理由で家族会議をすることもありました。取るに足らないような理由で家族会議をすることもよくありましたが、子供たちには話をするチャンスが与えたんです。そしてそうすることで子供たちは、兄妹の誰かが自分に悪意を持っていたり傷つけようとしているわけではないことを理解できたのです。家族の一体感は、話をすることによって高まったのだと思っています。
ジーンと私は子供たちに伝えたことがありました。「お父さんとお母さんは今まで親になった経験がなくて、君たちの親になったのが初めての経験なんだよ。そして君たちはみんなそれぞれ違っているから、君たち一人ひとりと違う関わり方をすることになるんだ。だから、お父さんとお母さんが何か間違ったことをするかもしれないことも理解してほしい。でももし、君たちの気持ちを傷つけるようなことをしたらちゃんと謝るつもりだよ」、そう話して聞かせたんです。私たち一家は親密な関係を維持しています。私とジーンの親としてのあり方や、私と私の両親、そしてジーンと彼女の両親、それぞれとても近い関係にあるからこそ、私たち自身も自分の子供たちと親密な関係を築くことができたのだと思います。
日付: 2003年12月15日
場所: 米国、ハワイ州
インタビュアー: アート・ハンセン
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター