https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/558/
サンノゼ太鼓の共同設立者・製作監督
(英語)1987年、私たちは長崎に行き、数週間鬼太鼓座(おんでこざ)の元に滞在して一緒に演奏したり合同で公演をしたんです。日本で鬼太鼓座と肩を並べて演奏すると、「なんだか自分たちが別人みたい」とか、「私たちの声が全然違うようだ」と思ったんですけどね。そして日本の観客から感想を聞いたときに、私たちが英語を話しているのを聞くと、「あら、日本語を話さないんですね」とか、「その太鼓はどういう種類のものですか?」などと話しかけてきたんです。私たちはワイン樽から手作りした太鼓を絶対に日本へ持って行きたいと、言っていて、「私たちはこういうやり方で太鼓をやってるんですよ。日本の太鼓はこんな風にアメリカの太鼓に影響を与えたんです」と、日本の人たちに伝えたかったし、それは我々にとってすごく重要なことだったんです。それに対して日本の観客からは、「そうですね。これは太鼓ですね。でもずいぶん違うんですね。演奏されている音楽も違いますけど、でもこれはまさに太鼓ですね」と、とても好意的な反応が返ってきたんです。
日付: 2005年1月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: アート・ハンセン、ソージン・キム
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
パティ・ジョー(通称PJ)・ヒラバヤシ氏はアメリカで最も著名な女性の太鼓奏者の一人です。北カリフォルニア州で生まれ育った彼女は、カリフォルニア州立大学ヘイワード校へ進学、そこでアジア系アメリカ人運動に参加するようになりました。その後、彼女はカリフォルニア大学バークレイ校へ編入・卒業し、日本へ1年間滞在しました。帰国後はサンノゼ州立大学の修士課程で都市地域計画学部を専攻しました。大学院在籍中はアジア系アメリカ人研究センターの所長代行として働くかたわら、サンノゼの日本町の将来についての修士論文を書きあげました。
1974年1月、創始者の一人としてサンノゼ太鼓を立ち上げました。現在はサンノゼ太鼓の製作監督として活躍しています。アジア系アメリカ人運動から受けた影響を生かし、太鼓演奏だけでなく、太鼓指導、教育、作曲、ツアー、ワークショップ、学校の課外活動プログラムなどを行っています。(2005年1月26日)
『Song for Anna』(英語)
ハワイ出身のウクレレ奏者(1934年生)
日本での演奏(英語)
日本人でもありアメリカ人でもある(英語)
音楽家、作曲家、ソングライター(1975年生)
ペルー系沖縄人としての両親のアイデンティティ(英語)
ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人