信頼を得るためにしてきたこと(英語)
(英語)私たちは、教育に絶対の信頼を置いていました。自分が受けている教育への信頼度によって、その効果に雲泥の差がつきます。同時に、自分と教育の間に信頼関係があれば、その人は、自らも教育に関わるようになります。しかしながら、マンザナーでは、全く真逆のことが起きていました。これは、教育だけでなく、社会運動に関しても同じことが言えます。
人々の理解を得るには、運動の内容に信憑性があるかどうかにかかっています。単にリーダーの手腕だけではありません。運動の中心に居る人たちは、信頼に足る仕事をしなければなりません。そのようにして人々の信頼を勝ち得なくてはなりません。自分のお金を預けられる、というところまで信用してもらうことが重要です。我々は、何事も包み隠さず、帳簿も常に公開していました。必要な経費にのみ支払いを求め、家賃や給料などは発生させませんでした。ですから私たちは、最も有意義なことにのみお金を使うよう気を配りました。そしてそれが、人々の共感を呼んだのでしょう。 また、我々の考え方やその他の様々なこと、規約があったことも良かったのだと思います。人々の理解を得られるようになり、次第に物事は動き出しました。
でも、何かを上手くやる方法を聞かれても、私はどう答えればいいか分かりません。私たちの活動について教えることはできますけどね。それだけです。私たちの場合は上手く行きましたが、なぜ上手く行ったのか、それはわかりません。そういうものなのでしょう。
日付: 1998年6月12日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ダーシー・イキ、ミッチェル・マキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター