エドナ・ヒロミ・オギハラ・カルドゾ
(Edna Hiromi Ogihara Cardoso)
サンパウロ州の内陸部生まれ。夫と娘の3人暮らし。サンパウロ州立大学建築都市計画学部を卒業。手工芸のボランティア講師。趣味は水彩。インスピレーションが沸くと書き物を始める。
(2020年10月 更新)
この執筆者によるストーリー
ありがたい!!!
2023年11月7日 • エドナ・ヒロミ・オギハラ・カルドゾ
「ヒロちゃん、ごはんよ!」と、母の声で、私は飛び起きました。温かいご飯と栄養満点のみそ汁で、私の楽しい一日が始まるのでした。 1960年代後半から1970年代後半ぐらいまで、サンパウロ州オスヴァルド・クルスの町に私たちは住んでいました。当時、日本食の材料がなかなか手に入らなかったので、日系人たちは、いろいろ工夫をしていました。私の母もそのひとりでした。末っ子の私は刺身が大好きなので、母はイワシの刺身を作ってくれました。う庭にはハイビスカスが植えてあり、その花のがくで作った…
毎日のラジオ体操
2020年10月28日 • エドナ・ヒロミ・オギハラ・カルドゾ
雨の日も晴れの日も、女性たちは毎日ラジオ体操教室へやってきます。 場所はサンパウロ市シャッカラ・イングレザ区にある体育館。数少ないスタッフが交代で入り口の門を開け、テーブルとCDプレヤーを用意します。 その地域には日系人が多く住んでいるので、参加者の少なくとも30パーセントは日系人です。 一人また一人と女性たちが元気に集まり、挨拶を交わします。新型コロナウイルスが発生するまでは、ハグが付き物でした。 参加者は50歳から80歳以上の女性なので、この年代ならではの会話が…
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