ディスカバー・ニッケイ

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ブラジルで活躍する日系企業の今


2023年10月6日 - 2024年5月10日

パンデミックの厳しい環境の中でも事業を継続してきたブラジルの日系企業。コロナ禍も落ち着き始め、サステナビリティを目標とした新しい価値基準が求められる中、本連載では「ブラジルで活躍する日系企業の今」をご紹介する。ブラジル日本商工会議所協賛企画。『ブラジル日報』からの転載。



このシリーズのストーリー

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第8回 オンリー1目指すBBBRグループ

2024年3月2日 • 大浦智子

第8回目はBBBRグループの倉智隆昌代表(40歳、神奈川県出身)に話を聞いた。2004年、21歳の時に日本からブラジルに渡り、現在四つの法人を経営している。 BBBRグループの4事業 ①BBBRコンサルティング:日本の中小企業へのブラジル現地でのビジネスサポート及び日本企業の技術を通じて海外の課題解決を支援する、JICAのODA(政府開発援助)案件のコンサルティング。 ②ラテンアリメントス:醤油やダシなど「和食に合うオリーブオイル」をコンセプトに開発した、チリ産E…

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第7回 〝日本の味〟にこだわるヤマトグループ

2024年2月2日 • 大浦智子

第7回目はヤマトグループ(本田総一郎代表)の本田南帆取締役に話を聞いた。 同社は今日、サンパウロに暮らす日本人なら知らない人はほぼいない「らーめん和」や寿司、丼ものから定食、日本のゴーゴーカレーまで幅広いメニューを揃える日本食レストラン「エスパッソ和」、専門のパティシエが作るジャパンテイストの各種ケーキやパンが魅力のカフェテリア「和ケーキ」といった外食サービスを手がける。その原点は、今も同社の中核事業である日本食品・雑貨の輸入販売で、日本食を通じてブラジルの食生活に彩をそ…

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第6回 「共生」の理念のもと幸せに暮らしていける社会をめざすキヤノン・ブラジル社

2024年1月19日 • 大浦智子

第6回目はキヤノン・ブラジル社の氷沢昌平シニアディレクターに話を聞いた。 日本からの進出企業が集中するパウリスタ大通りから少し離れ、日系人も多く暮らすメトロ・コンセイソン駅隣接の企業ビルに事務所を置く同社。ブラジルでは、カメラや複合機、プリンターを主としたキヤノン製品を販売するほか、同社の持つAIテクノロジーを導入したソリューション(業務問題解決法)販売にも力を入れている。 欧米とは異なるブラジルでのビジネス展開 半世紀ほど前、ブラジルの日本人移民にとって、日…

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第5回 生物農薬で注目を浴びる東洋紡ブラジル社

2023年12月1日 • 大浦智子

第5回目は東洋紡ブラジル社の藤井康喜社長に話を聞いた。 1953年、ブラジルへの日本人移民が本格的に再開した。その2年後、1955年に同社は繊維事業でブラジル進出を果たした。時代の変化に応じて、自社の強みを生かしながら事業を展開し、現在は、繊維事業の技術から派生したサステナブルな生物農薬事業に大きな期待が寄せられている。 過去2年で急成長した生物農薬事業 「東洋紡といえば繊維」というのは、今は昔の話だ。東洋紡の海外現地法人の中で最も古い東洋紡ブラジルは、1955年…

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第4回 庶民の食生活に浸透したブラジル味の素社

2023年11月17日 • 大浦智子

第4回目はブラジル味の素社の中村茂雄社長に話を聞いた。1953年にブラジルへの日本人戦後移住が再開し、その3年後にブラジル進出を果たした味の素社。当地での67年の歩みを通じて、人々の食生活を支え続けてきた。 リトル味の素社の挑戦 「リトル味の素社」とは、ブラジル味の素社に付けられた異名だ。グローバル展開する味の素グループの海外法人の中で、日本国内と同様にフードとアミノサイエンス(アミノ酸のはたらきから得られる多様な素材・機能・技術・サービスの総称)の2事業および製造…

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第3回 省エネ・省資源にこだわるブラジル・エプソン社

2023年11月3日 • 大浦智子

第3回目はブラジル・エプソン社の安江威社長に話を聞いた。世界的なテクノロジーリーダーであるエプソンは、ブラジルを戦略的市場として家庭・オフィス用プリンター、テキスタイルプリンター、ビデオプロジェクターに注力している。 SDGsにマッチする「省・小・精」の技術 プリンター業界のリーダーとして世界的に知られるエプソングループは、日本のセイコーエプソン株式会社を中心に、全世界で年間約1兆円を売り上げる。 1975年に米国に販売拠点を開設した後、南米に進出し、ブラジルでは…

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このシリーズの執筆者

1979年兵庫県生まれ、高校卒業まで神戸市で育つ。大学卒業後、2001年からブラジル・サンパウロ在住。フリーランスで現地の日本人向けマスコミを中心に取材・執筆活動ほか、編集業務に携わっている。

(2023年9月 更新)