インタビュー
第2次大戦後の人々の変化(英語)
(英語)私達が住む社会はものすごく大きく変化するものだと思います。個人的には、戦争で(社会が)がらっと変わったと考えています。戦争の結果(人々の)考え方や、もちろん技術などあらゆるものが大きく変化しました。ジェット機が出来たりしましたしね。これら全てが私達の生活に大きな影響を与えました。人々の考え方(の変化)という点では、第100歩兵隊や442連隊のめざましい活躍により、私達(日系人)全員が本来、アメリカ社会でそう受けとめられるべき立場だった、忠誠なアメリカ人として受け入れられるようになったことです。
前にも申し上げたとおり、ハワイが(合衆国の)州として確立したことはハワイにとって非常に良いことでした。しかしそれ以上に、ハワイは外国ではないという(認識が広がり)合衆国全体に大きな影響を与えたのです。私は戦後まもなくしてミネソタ州のどこか地方の学校に行きましたが、地元の人たちはアジア人を見たことがなく、私をいつも外国人だと思っていました。ミネソタ大学でさえもそうでした。私が住むところを探していると「外国人留学生の住宅地域に行ったらどうですか?そこだったらもっといいアパートがあるかもしれませんよ」と言い出す始末ですから(笑)。どうやら外国人学生としての資格はあったみたいですね。 私は「復員兵援護法(第2次世界大戦の復員軍人に対する援助優遇立法。大学への優先入学、授業料免除などの得点がある)」(の適応を受けて)大学に来ていました。
個人的な見解ですが、これらのことは私達がアメリカ社会に受け入れられる助けとなったと思います。あれから私達は更に受け入れられるようになりました。これは大きな社会変化です。前述したとおり(合衆国の)州として確立したことはハワイにとって大きな意味をもたらしました。恐らく我々(ハワイの人たち)の精神や考え方に影響を与えたと思います。でもそれより大きな影響があったのは、世界の国々、そして特に合衆国の他の州だったと思います。「ハワイは外国ではない。ハワイに行く時は外国通貨を持っていく必要はない」とね(笑)。一部の人たちがそう思っていたのは本当のことです。
日付: 2004年3月18日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ミシェル・マキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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