インタビュー
アメリカ政府への反応 (英語)
(英語)1941年12月7日の真珠湾攻撃は、その後の日系二世の人生を左右することになった最も重大な事件でした。私たち日系二世は好ましくない市民という立場におびやかされるようになり、大統領命令9066号1や選抜徴兵登録制度4C2、またその他の法令によって、国は公的に私たち日系人を敵と見なすようになった訳です。二世の中には、それを屈辱的なものととらえる人々もいました。
当時の日系人は、声を上げて自分たちの意見を主張するタイプの人々ではありませんでしたし、同様に我々二世も口を閉ざしていました。例えば、日系人の誰かがストライキやデモを行ったという話は聞いたことがありませんでしたし、何か問題があっても近しい者たちの中でのみ、「それは不公平だ」とか、「何かがなされなくては」などと自分の考えを口に出していました。また、アメリカ政府に対して兵役に志願できるよう請願書を提出したことについても、声高に主張をしたり、大きな広報活動をするような従来のやり方ではなく、口コミで人々に伝えていくうち、いつの間にか1000人以上の署名が集まったのです。
※1:当時のフランクリン・ルーズベルト大統領が大統領命令9066号に署名することにより、西海岸にいる日本人・日系人を強制収容する軍事行動を可能にした。
※2:真珠湾攻撃直後、すべての日系二世は市民権を持っているにもかかわらず、4C(適性外国人)に分類され、選抜徴兵登録制度の徴兵対象から排除された。
日付: 2001年5月31日
場所: 米国、カリフォルニア州
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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