インタビュー
第525アメリカ陸軍需品科(英語)
(英語)第525アメリカ陸軍需品科という部隊が組まれました。政府にとってのトラブルメーカーのような存在は他にも大勢いて、例えばドイツ系、イタリア系、それから僕らのような日系アメリカ人が集められ、第525アメリカ陸軍需品科という部隊が編成されました。部隊の目的は、僕らを一まとめにしておくことだったので、僕らは穴を掘ってそれを埋めるだけ、といった非生産的なことばかりしていました。 その後、我々の兵士としての能力が認められ、上官たちは我々に色々と意見を聞くようになり、僕らはそれに答えていました。でも、僕らは単なる従順な兵士としてただ一生懸命働きました。
その後、我々は工兵第1800大隊として編成させられることになりました。正統な技術作業部隊として、重機を扱い、自分たちの駐留地は自分たちで作り、本格的な橋梁架設工事をするなど、あらゆる工事に従事しました。僕らは、兵卒に格下げされた不適格者として、工兵第1800大隊に配属されたわけですが、その中でそれぞれが責任ある役割を与えられ、兵卒という立場でトラクターを運転したり、あらゆる重機を操縦していました。 僕自身は、しばらくの間ツルハシとスコップを使う作業に従事していましたが、その後、事実上の補給担当、駐車場担当を経て中隊書記担当となりました。そんな訳で、僕は日常的に将校たちとやり取りをする機会がありました。彼らは僕らの立場にかなり同情的で、我々の苦しみを理解していました。
日付: 2005年3月25日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ソージン・キム
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター