インタビュー
白人と同じ権利を求めて(英語)
(英語) 私たち日系人には白人と同等の権利は無く、それは人種差別のせいだったんです。12月7日のことがあってから、人々の感情の高ぶりは異常だったし、それにアメリカ人はそのことを経済的な側面からも見ていたんですね。日本はアメリカの土地を耕したんですよ。日本人は最悪な砂漠の土地のみを与えられ、その地を肥やした、と言う意味でね。だから他の白人の農民にとっては、日本人が追い出されて土地を肥やすことは、有利なことだったんです。ええ、だから私たちが失った公民権とは何なのか、と考えると、私たちはそもそも全ての権利を有していなかった、と私は思うんです。「No No Boys」1と呼ばれる人たちが出て来たのも、そういった理由からなんですね。彼らにとっては、敵と戦うことよりも自分たちの権利のために戦うことの方が重要だったんです。多くの日系人が、自分たちは本当のアメリカ人のように扱われていない、と感じていたんだと思います。
1. 「No No Boys」とは、第二次世界大戦中にアメリカ国家への忠誠心を問う質問がなされ、そのうち2項目に「No」と返事をした日系人たちのこと。その2項目とは、「米軍兵として国のために戦うか」 そして「米国への完全な忠義と、日本の天皇を拒否するか」という内容だった。
日付: 2003年6月16日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: カレン・イシズカ、アキラ・ボック
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
Explore More Videos
両親は沖縄出身者と内地出身者の結婚反対の風潮を体験 (英語)
沖縄出身の両親の持つ2世。38年間に渡り、日本の野球界で選手・コーチ・スカウト・マネージャーとして活躍。(1925年生)
アーカンソー州にあるジェローム転住センターへ汽車による移動(英語)
カリフォルニア出身の二世。第2次大戦中は、MIS(陸軍情報部)としてメリル襲撃隊にて活躍。(1913年生)
日本軍に包囲されたときのメリル・マラウダー部隊の状況(英語)
カリフォルニア出身の二世。第2次大戦中は、MIS(陸軍情報部)としてメリル襲撃隊にて活躍。(1913年生)
ディスカバー・ニッケイからのお知らせ
ディスカバー・ニッケイウェブサイトがリニューアルされます。近日公開予定の新しい機能などリニューアルに関する最新情報をご覧ください。
@discovernikkeiへのフォローお願いします。新しいサイトのコンテンツやイベント情報、その他お知らせなどなど配信します!