インタビュー
第二次大戦中の排日感情(英語)
(英語) I*: 戦争が始まった頃、まだ大学生でしたか?
はい。戦争が始まった時、大学に在籍していました。当時は、新聞にも差別的なニュースがよく取り上げられていました。大抵は二人の政治家によるもので、当時まだ日本人(日系人)には選挙権がなかったからだと思います。そのうち一人は、市議会議員のアルダーマン・ハルフォード・ウィルソンで、彼はいつも排日的な発言をしていましたね。そしてもう一人はハワード・グリーンです。彼はオタワの保守系下院議員でした。 私がどうして彼のことをよく覚えているかというと、彼はカナダ合同教会の主要なメンバーで、教会関係のニュースでもよく取り上げられてたからです。新聞では、下院議会でのオタワの日系人に対する彼の排日発言が取り上げられていました。しかしそれに対抗して日系人の為に声を上げてくれるような人や政治家はほとんど居ませんでした。でも私が大学に通っていた時、ヘンリー・アンガスという教授が居て、彼は、とても思いやりに満ちたやり方で、当時の排日的な雰囲気を無視するよう学生達を励ましてくれていました。彼は二世の学生達が各々の学業に専念できるよう、差別によってやる気を失ってしまわないよう、本当によく励ましてくれました。
I: 開戦時については、どんな事を覚えていますか? 戦争が始まった当初、私たちは皆大学のカナダ軍将校訓練部隊(COTC)への入隊を要望されており、制服も手渡されていました。週に2,3回は、行進したりいろんな訓練を受けなくてはなりませんでした。軍事教練と呼ばれる事をしていたんですね。シュラム大佐という人物が居ましてね、彼は物理の教授であり大佐でもあって、ブリティッシュコロンビア大学のカナダ軍将校訓練部隊(COTC)のトップを務めていました。
* “I”はインタビュワー(テリー・ヤマダ)
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