インタビュー
天野芳太郎の南米進出
(天野芳太郎の)自分の夢は、やはり、あの、横浜で、ちょっと歩くと万国橋っていう橋があって、向こうの方に氷川丸とかが見えたりとかですね。その時に、今でいう飛行場じゃなくて、世界の国から船が来るわけですよね。世界に散っていくと。そういうものを目の当たりにしてみて、いつかは自分もこの外国で何か仕事をしてみたいという気持ちに駆られていたようで。 ま、それが縁になって、財産を全て処分をして、いろんな世界中を、一番いいところを選びながら、旅をするんですけども。最終的に南米の、しかもパナマというところにね、目をつけて。 パナマで、商品を動かせば、非常に回転率が一番高いところだったので。あの他の南米のとこよりも、一番その商品の回転率がいいところだということで、パナマに京を構えて、そこから戦前事業を拡大していくわけです。ですから、最盛期は、あの、第二次世界大戦が始まる直前は、パナマで一番大きなディスカウントショップのような、一番大きなパナマ一大きな、スーパーマーケットのような、仕事をしてました。
日付: 2007年5月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: 西村 陽子
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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